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1.フィラリア薬についての新聞記事

 

読売新聞の記事要旨は、次のとおりである。

       見出し:犬の薬未許可ネット販売 容疑の3名書類送検

② 犬の感染症予防薬を無許可でインターネット販売したとして、県警と浦和警察署は、○月17日に埼玉市の男性、栗橋市の男性、上里町の女性の3名を薬事法違反の疑いで埼玉地検に書類送検した。

     3名は、アメリカなどからインターネットの通信販売などで薬を購入、2004年ごろから仕入れ値の倍の価格で販売して利益を得ていた。

     埼玉市の男性は18錠を11,400円で販売、栗橋市の男性は48錠を26,200円で販売、上里町の女性は14錠を8,600円で販売していた。

     日本小動物獣医師会が、フィラリア薬をネットオークションで販売しているのを見つけて200711月県警に告発していた。

 

 

2.フィラリア薬の現状

 

  フィラリア薬の現状については、次のように整理してください。

     フィラリア薬の販売

個人がフィラリア薬を販売してはならない。

国内のフィラリア薬は、個人はもちろん薬局でも販売できないことになっている。

フィラリア薬に限らず薬品の販売は、医療機関または薬局に限られ、その他の者が販売することは薬事法に違反して認められない。

②フィラリア薬の個人輸入

フィラリア薬を、外国から個人輸入することは合法であり、法律上問題になることはない。

個人輸入は、輸入したものが自己の使用に供するものであるので、他人に販売してはならないし、販売目的で所持することも違法である。

     フィラリア薬の価格

外国から個人輸入で購入するフィラリア薬は、安すぎて不安と感じる犬の飼育初心者もいるようであるが、そうではなく獣医から購入するフィラリア薬が高すぎるだけである。

フィラリア薬は、外国ではリーズナブルな価格で獣医師を介入させることなく購入することができるが、日本では異常に高い価格となって獣医師のみから購入せざるを得ないものとなっている。

日本のこの不条理な法制は、いつまで続くかわからない。

     フィラリア薬の処方

フィラリア薬は、処方にそれほど神経質になるものではなく、適量をかなりこえていても大丈夫な性質の薬品である。

また、適量の算出は、義務教育を終了していれば、誰でもわかるレベルのものである。

     フィラリア薬は、外国では年々商品開発されて、品質のよい製品が世に出てきている。

  日本の製薬会社も負けてはいないと思うが、使用していないのでわからない。





















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